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芝浦工業大学柏中学高等学校 | ClassPad.net

導入事例


※本事例では数学版ClassPad.netをご利用いただいております。
 高校6教科対応のClassPad.netとは一部仕様が異なる場合がございます。予めご了承ください。

芝浦工業大学柏中学高等学校
『ClassPad.netで考察する感染症対策』

芝浦工業大学柏中学高等学校 ClassPad.netを使った授業

学校名:芝浦工業大学柏中学高等学校

都道府県:千葉県

先生氏名:古宇田 大介先生

指導対象:中学3年生

教科:数学

単元:幾何

今回の活用事例について

東京書籍から発行されている教授用資料「日常生活や社会の事象 に数学を活用する力の育成」 を使わせていただきました。オランダの中等教育修了のための「全国共通試験」問題が邦訳されたもので、とても参考になる資料です。

この中に収められている「感染症」の問題をアレンジして授業を行いました。インフルエンザや麻疹のワクチン接種が感染拡大の防止にどの程度の影響をもたらすかをモデル化して考えるのですが、今まさに生徒たちが興味・関心をもっている内容でした。

問題のテキストは紙で配布し、生徒はその回答を ClassPad.net で行います。グループ活動において、生徒たちは互いの PC を見せ合いますが、最終的には回答レポートをリンクとして提出し、教員は授業前にそれらのレポートに目を通します。そうすることによって、子どもたちの考察に対するフィードバックが比較的容易にできます。

授業の目的

感染症の数理モデルの学習を通して、社会の現象を数理的に捉える姿勢を養う。また、数学的に処理し、問題を解決する力を育てる。

ClassPad.net活用法

①問題を紙で配布
②まずは個⼈で考察し、その後グループで共有
③個⼈でClassPad.netに回答記⼊し、提出
④授業のまとめ、考察

芝浦工業大学柏中学高等学校 ClassPad.net


使用教材(ClassPad.net)

感染症の数学(1) / 感染症の数学(2)

※π や √ の表⽰はClassPad.netにログインすると使⽤可能です。
 数学の学び、知識を幅広く活⽤できますので 、ぜひログインしてご活⽤ください。


■生徒ご感想

・グラフにすることで比較しやすく、ニュースに出ているようなグラフを自分で作れたことに感心した。

・コロナウイルスのように、感染症は増え始めると、ものすごい勢いで増えていくが、今回の授業を通して、数式やグラフを使ってどのように増えていくかが可視化できた。

・教科書を使う普段の授業と違う楽しさがあった。

・感染の拡大が数学で示せるなんて知らなかった。

・数学、統計が実際の生活につながってくるところを見つけ、学ぶ意味があるということに気づけた。

・タイムリーな話題に絡めてグループワークをしたことで、楽しくわかりやすく授業を受けることができた。

・ClassPad.netはより授業内容を理解するにはとても良いアプリだと思った。

・PCをいじりながら答えを導き出すっていう作業は楽しいので、これからもやりたいです。

・教科書の問題を解くだけではわからない実際の生活の中で使われる数学に触れる事ができて、数学の勉強を頑張るともっと面白くなるのだろうなと思い、やる気がでました。

・数式などもパソコンにメモがとれるようになって、それもClassPad.netに張り付けられればなおよかったと思います。

・全体的にClassPad.netの動作が重かったため作業は少し大変ではあったが、感染症に対してのワクチンの摂取率が世の中でいかに役立つか、そして感染者の大まかな増え方が目に見えたため、今回この様な活動ができて良かったと思う。

■ClassPad.net導入にあたって、日々の数学への想い

2020年から続くコロナ禍では、学びを止めないための様々な努力が様々な場所で行われてきました。1人1台のPC、先生方が一生懸命力を込めて作成された授業動画、さまざまな学習サービスを用いた自宅学習用課題の配信など。多くの素晴らしい取り組みにより、対面での授業が叶わずとも生徒たちは数学を学ぶ機会が保証されています。

しかし、ICTを活用する本当の良さは「対面授業の代替」ではなく、今までの対面にない学びを創ることができる点にあるはずです。ClassPad.netは、今までにない授業を生徒達とつくることができる、大きな可能性をもっています。

これまで数学の授業でICTを利用する際、その結果と考察の共有は、多くの場合が教員側の提示したプログラム(例えばグラフ描画や表計算のソフト)に出力された結果が基本でした。

生徒たちがグラフ描画や表計算のソフトを用いて、どのようなことを考えたか、感じたかを捉えることはとても重要です。しかし、それらの多くは対面授業での「対話」として行われる傾向があります。ですから、授業の後に、プログラムに出力された結果をみても、どのような考察を行ったかは残りませんし、まして他クラスの生徒は、その考察の共有が全くできません。

ClassPad.netの魅力の一つは、活用時の思考の様子を生徒たちが簡単に残せることにあります。グラフを描いてどのように考えたか、表を作成してどのようなことを感じたか。考察を行いながら、それらを簡単に残せることは、極めて魅力的なことです。

探究的な学びにおいては自分たちで問いを立て、活動を行い、その問いを更新する必要がありますが、ClassPad.netはそれら一連の作業をスムーズに行うことを可能にします。また、その成果物を生徒同士で共有する方法も比較的容易ですから、子どもたちの間での学び合い活動が容易になります。

自分が数学の授業でICTツールを導入する際、心掛けていることがあります。その使用法についての説明は極力少なくし、教員が使い方を教え込まないことです。ClassPad.netには豊かな機能が数多くあります。しかし、それらは教え込むと生徒に伝わる魅力が半減してしまいます。

ですから、活動を通じて子どもたちがそれらを発見し、伝え合う機会も大切な学びと捉えています。今回の活動では、不等式を解く操作や、定義域を制限したグラフを描く方法を生徒たち自身が発見して伝え合っていました。もちろん、紙の上で解くことも大切だと思いますが、便利な機能を適切なタイミングで正しく活用する力は、他の様々な学びに繋がります。

ClassPad.netは、生徒たちが学び合いを通して使えるようになることが可能なツールです。

芝浦工業大学柏中学高等学校 古宇田 大介先生

 

<取材協力>芝浦工業大学柏中学高等学校様:https://www.ka.shibaura-it.ac.jp/

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