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現役東大生が考えるデジタルノート機能の活用方法とは?

現役東大生の“デジタルノート機能”活用法

吉川 芽生 さん
松下 天風さん

吉川 芽生 さん

理科二類

目指す職業:研究者
高校時代の得意科目:化学
高校時代の苦手科目:地理

デジタルノート機能の「わたし独自」のまとめ方

まず、ClassPad.net の大きな特徴の一つである、ふせんが使えるという点から、どのような科目・分野の学習でそれが活かせるかを考えたところ、知識や論理を体系的にまとめやすい、有機化学や無機化学、歴史や現代文などが適しているのではないかと考えました。ふせん同士が矢印で結べるという点から、反応によって様々な物質が関わり合う有機化学をまとめるのに良いと考え、今回は有機化学についてまとめることにしました。ノートを作る上で工夫したことは、内容によってふせんの色を分けて、ひと目でどういう系のことが書いてあるふせんかが判別できるようにしたことが挙げられます。

また、縦に同系列の内容をまとめ、横に同じ化合物の話をまとめたことで、より体系的に内容を理解できるようになっていると思います。他にも、矢印でふせん同士を結んだり、関連画像を近くに配置したりして、関連性がわかりやすいようにしました。テキストや画像だけでなく、手書きで書き込むこともできるので、特に覚えたいことは、手で書きました。テキストのほうが早く簡単に書き込めるが、手を動かすことによってより覚えやすくなったと感じました。

また、ふせんに書く際には、自分の言葉で短くまとめる必要があるため、より理解が深まったと思います。有機化学に限らず、勉強するときには、言葉の意味を理解することが大事だと思うので、辞書機能も使って、言葉の意味を確認できるようにしたり、画像を挿入して、化合物の構造が目で見て理解できるようにも心がけたりしました。

デジタルノート機能の活用法イメージ
Vision Quest 総合英語

Vision Quest
総合英語

啓林館

ジーニアス 和英辞典

ジーニアス
和英辞典

大修館書店

お薦めのオンライン辞書

私が高校生におすすめしたいオンライン辞書は、2つあります。1つ目は、「Vision Quest 総合英語」です。私は高校時代に、これの紙バージョンを使って学習していました。文法規則について、体系的に、かつ丁寧に解説されていて、英文法の基礎づくりにはとても良い教材だと思います。しかし、紙のものは、CDを聞くか、サイトからダウンロードしなくては、例文の音声を聞くことができませんでした。そのため、高校時代には、音源を再生するための準備をしなくてはいけないことに不便さを感じていましたが、オンライン辞書に入っているものは、検索画面からすぐに音源を聞くことができるので、私が感じていた不便さが解消され、とても使いやすくなっていると感じました。

2つ目におすすめしたいのは、「ジーニアス和英辞典」です。単語や例文を選択すると、音声を聞くことができるのがとても便利だと思いました。ジャンプ検索では、他の辞書にも検索がかかり、百科事典にも飛べたので、とても多くのことが学べるなと感じました。また、検索だけでなく、Communication Boxという付録のようなものもついていて、英会話をする上で必要になりそうな表現が学べるのは、すごく良いなと思いました。祝う表現一つとっても、様々な場面で場合分けされており、英語圏の人と日本人の感覚や文化の差異についても解説されていて、とても参考になると感じました。普通の文法書では余り触れられていない部分なので、とても面白かったです。

使いやすい・便利だと感じるところ

ClassPad.netは、ふせんを使ってまとめることができるのが最大の良さであると思います。そのため、学習については、知識や内容を体系的にまとめたいときに、便利だと思います。例えば、有機化学や無機化学などで様々な物質の関わりや分類について理解するときや、歴史で人物の関わりについてまとめるとき、現代文の文章構成や論理を解析するときなど、様々な場面で利用することができます。ふせんを使ってまとめる際に、自分の言葉で内容を短くわかりやすくまとめる必要があるので、理解が深まり、記述問題の対策にも繋がります。また、短くまとめることで、教科書や参考書では何ページにも渡って書かれるような内容も、1ページにまとめられて見やすいと感じました。

勉強だけではなく、日常生活やサークルなどでも利用できるのではないかと感じました。ClassPad.net上でふせんにやることをメモしておくことで忘れないようにすることができると思います。私は普段、ふせんやスケジュール帳などにメモしていますが、ふせんが剥がれてしまったり、そもそもどこにふせんを貼ったかがわからなくなってしまったりするので、一箇所で管理できるのはとても良いと思いました。また、サークルなどで案出しをする際に、ブレーンストーミングをしてから、似ているアイデア同士で分類するなどが簡単にできると思います。以上のような点が、ClassPad.netの良さだと思います。まだまだ色々な活用方法があると思うので、たくさん使って見つけていきたいです。

良いと感じるポイント

ClassPad.netの良いと思う点はいくつもありますが、その中でも特に良いと思うのは、マルチデバイスに対応しており、複数の端末で操作ができることです。文章を入力するには、タブレット端末よりもパソコンのほうが適していますが、手書き入力には、パソコンよりもタブレット端末のほうが適しています。そのため、マルチデバイス対応により、場面に合わせてデバイスを使い分け、より見やすいノートを作ることができます。

次に良いと思うのは、辞書の検索内容をふせんとして貼ることができることです。いちいちページを移動することなく、知りたい情報にアクセスでき、学習効率が上がると思いました。似たようなものとして、リンクを貼ることができるのも、良いと思いました。例えば、実験の動画などのリンクを貼っておけば、見たい時にいつでも見られますし、授業資料のリンクを張っておけば、簡単に資料を参照でき、どの授業回と対応しているのかもすぐに分かります。

他にも、録音機能がついているのも、とても便利だと感じました。例えば、語学の学習などで、読み方を一緒にまとめることができ、手や目だけでなく、耳でも学習することで、より定着が図れると思います。今回は、化学についてまとめたため、音声を使うことはありませんでしたが、これから機会があれば、語学の学習などに使っていきたいと思います。このように、様々な機能があり、科目の特性に合わせて活用できるのも、良さだと思います。

※2022年7月現在の現役東大生

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