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現役東大生の“デジタルノート機能”活用法 学際情報学府 工藤龍さん | ClassPad.net

現役東大生が考えるデジタルノート機能の活用方法とは?

現役東大生の“デジタルノート機能”活用法

工藤 龍 さん
プロフィール

工藤 龍 さん

学際情報学府
学際情報学専攻

目指す職業:コンサルタント
高校時代の得意科目:英語
高校時代の苦手科目:数学

デジタルノート機能の「わたし独自」のまとめ方

今回作成したデジタルノートでは、地理の北アメリカ地域の自然環境についてまとめました。特に工夫した点は、画像をふんだんに用いたところです。文字だけではどうしても覚えにくく、単調な学習になってしまいがちなのはどの教科にも通ずる問題です。地理は中でも画像やイメージで覚えられる要素が多く、私自身高校生の時は図録等を活用しイメージと紐づけて記憶していました。私が高校生の時にこうすればよかったな、というのをまとめたのがこのノートになります。

図録とは違い、自分で改めてまとめ直すことで記憶の定着にもつなげることができます。また、それぞれの用語の説明では辞書の説明をふせんとしてそのまま記載する機能を活用しました。これにより、正しい説明を確実に、かつ時間のない中でも効率的に記述することができると思います。さらに、中央の画像は、白地図に自分でペンを使って色をつけたものです。山脈や平野、湖、河川といった特徴的な地形に、自分で印をつけて、一目でわかりやすいデザインに工夫しました。

デジタルノートでは、画像をそのまま貼り付けるだけではなく、自分でマウスやタッチペンを使って編集することも可能です。なかなか見つからないような画像であっても、自分で作ることができます。さらに色の使い方や画像の大きさなど、統一したい点も揃えることができます。それでありながら戻るボタンがあるなど、紙のノートにはない良さがある点が魅力的でした。

デジタルノート機能の活用法イメージ
CNN ENGLISH EXPRESS

CNN ENGLISH EXPRESS

朝日出版

ジーニアス英和辞典

ジーニアス英和辞典

大修館書店

お薦めのオンライン辞書

①CNN ENGLISH EXPRESS

私の高校時代の英語の勉強法は、単語や文法といった基本的な部分に重点を置いたものでした。毎日単語帳を欠かさず確認するなど、基本に重点を置いて日々勉強を積み重ねていました。しかし、その結果現役時代の受験では英語が伸び悩んでしまいました。浪人生になってから新しく取り組んだのが、英語での読書やニュース、映画の視聴といった、生の英語に触れるような活動です。これらのコンテンツを取り入れることで、文法書の英語とは異なる、生きた流れの中での英語の使われ方を学ぶことができます。加えて、それらは何よりも、コンテンツの内容自体が興味深く、飽きずに学習を続けることができます。そんなニュース等による英語学習を強力にサポートしてくれるのが、こちらのCNN ENGLISH EXPRESSだと思います。高校時代にもしあれば、ぜひ使ってみたかった機能です。

②ジーニアス英和辞典

英語では応用も重要ですが、基礎となる部分も重要となります。そんな基礎を下支えしてくれるのが、ジーニアス英和辞典だと思います。英語学習に欠かせない、基本的な意味や発音記号等はもちろん、言葉の由来といった付加的な情報も載っています。言葉の由来は一見すると大して意味がないように思えますが、このような情報を手がかりとして豊かな情報をインプットしていくことで、思い出す際の手がかりが増え、より強固な記憶にすることができると思います。こうした情報が記載されている点も重要なポイントです。また、例文が非常に豊富な点も評価できます。英語は単語だけでは意味がなく、文章の中での使い方とセットで覚えなくては使えません。そんな重要な例文がたくさん載っているという辞書はぜひ使いたいと思いました。

使いやすい・便利だと感じるところ

ClassPad.netは、毎日の授業の中でノートを取る際に活用したいと思いました。このノートの優れている点は、豊富な情報をわかりやすくまとめることができる点にあります。画像やリンク、手書きのペンなど、思いつく限りのものはおおよそ盛り込むことができます。ですので、授業中の板書をまとめた上で、よりわかりやすくなるように自分で後から画像や動画へのリンクを追加し、自分だけのオリジナルのまとめノートを作るのに非常に向いていると感じました。例えば、先生が授業中に紹介した動画のリンクや、先生が使ったスライドのPDF、あるいは自分で後から探して見つけた、わかりやすいサイトのURLや理解の助けになるようなYouTubeの動画など、さまざまなものを記載することができます。

一つのノートにパッとみてわかる形でまとめることで、復習することが容易になり、テスト前に確認しやすいのはもちろん、復習のハードルが下がることで復習の頻度を向上させるような効果も期待できると思います。さらに、カメラ機能を活用することで、目の前のものをすぐにノートに取り込める点も非常に使いやすいと思います。例えば、化学の実験をしているとき、完成した溶液の色や、反応時の様子をカメラで撮影し記録しておくことができます。あるいは生物や地理の学習における、課外学習の場面でも役立つかもしれません。そうすることで、自分の体験としても復習することができ、忘れにくくするような効果が期待できます。

良いと感じるポイント

①録音機能

お気に入りの機能の一つ目は、録音機能です。録音機能とは、録音した音声ファイルをノートに貼り付けられる機能のことですが、これを用いることでさまざまなメリットがあります。例えば、英語の学習の時。授業中にネイティブの先生が話した発音や、リスニング問題で聞き取れなかった部分など、ピンポイントで必要な音声情報を、すぐに記録して後からいつでも振り返ることができます。あるいは、授業中にみんなで議論していて少し音声をメモしておきたい時にも、役に立つと思います。

②テキストふせん機能

二つ目は、テキストふせん機能です。この機能があることにより、自由に自分でペンを使ってノートに文字や線を書くことができ、フレキシブルなノートの利用が可能となります。例えば、ちょっとした図形や数式、化学式など、画像を使うまでもないが通常のキーボード入力では対応が難しい場面が多々あるかと思います。そのような時にこの機能に含まれる、ペンを使って自由に書く機能を活用することで、スムーズにそのような情報をもノートに記載することができるようになります。さらに、紙のノートとは違い、後からまとめて移動させたり、少し間違えた時に戻るボタンが使える点も非常に便利なポイントです。私自身、高校生の時は紙のノートを利用していましたが、一度間違えてしまったことで最初からやり直さないといけなくなるようなシチュエーションもままあり、そんな時にこのノートがあればとても助かっただろうな、と感じています。

※2022年7月現在の現役東大生

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