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現役東大生が考える“ClassPad.netの魅力と活用法”を大公開!

【大学生必見】現役東大生の“デジタルノート機能”活用法

金原 成海 さん

金原 成海 さん

文科一類

目指す職業:弁護士

デジタルノート機能の「わたし独自」のまとめ方

東大には「英語一列」という教科(英語長文の読解をする必修科目)があり、今回私はその英語一列の教材を題材に、読解に必要な情報や文法事項をまとめました。読解に際して理解すべき要素としては、新出の単語や成句、注意すべき文法事項、和訳の仕方などがあります。新出の単語については「EX-word」機能を使用して調べたものをふせんとし、確認したい時に一気に見られるよう複数のふせんをまとめました。

さらに、英文本文中の新出単語の部分の色を変えることで、復習時に意味を覚えているか確認しやすいようにしました。成句や文法事項についてもそれぞれ参考書の内容から必要な部分を抽出してまとめてあります。加えて、大文字小文字の使い分けや冠詞の有無で特殊な意味を持つ単語が登場したので、それについてまとめたふせんも作成し、より教養を深められるよう工夫しました。また、長文の内容自体の理解を深めるため、取り扱われている題材や登場する人名については、「リンク」機能を使用して、解説サイトや記事を参照できるようにしました。特に、今回はある芸術作品がテーマとなった英文だったので、リンク先のサムネイルとしてその写真が表示できることでよりイメージが掴みやすくなっています。また発展的に、「許す」という単語の使い分けについて興味が湧いたので、辞書機能ではなく「リンク」機能を使用し、比較の形でまとめるふせんも付け加えました。

全体を通じて、文字の色や太さを変えて重要な部分を強調したり、関連する内容のふせん(単語と成句など)は同じ色にしたりと、視覚的な理解のしやすさにも配慮しました。さらに、単語関連のふせんは左側、文法事項や成句や和訳といった読解方法に関わるふせんは下に並べ、発展的な内容のふせんは右側に置くことで、配置自体にもまとまりを持たせ、見返した時にわかりやすく効率良く復習できるノートになるよう心がけました。

金原 成海 さん 授業風景
デジタルノート機能の活用法イメージ
ジーニアス英和辞典

ジーニアス英和辞典

大修館書店

ジーニアス和英辞典

ジーニアス和英辞典

大修館書店

お薦めのオンライン辞書

①ジーニアス英和辞典。情報が多くて、説明がわかりやすく、例文も豊富なので、分からない単語が出てきた時に引けば、該当する用法やその他の用例がすぐ見つけられて便利だから。語法の解説が丁寧なので、用法の違いや使い方が理解しやすく、調べた時の文章内での使われ方にとどまらず、他の誤報についても理解できる。また、単語の語義や語源が載っているため、その単語がどういう構成でできているのが、どういった根幹のイメージからそれぞれの意味が派生しているのかなどが分かりやすい。これによって、語源の共通する単語との関連から、今まで知らなかった単語を自分の知識形態の中に組み込むことが容易になり、読んで意味がわかる段階から自分でその単語を使いこなす段階にステップアップしやすくなる。

②ジーニアス和英辞典。この辞書では難解な言葉ではなく平易な日本語から、使う状況や意味の細かい違いに応じて適切な英語を見つけられるようになっているため、語彙力・単語の選択力が身に付く。さらに、英訳の際重要となるのは英語に直しやすい日本語を選択することであり、平易な見出し語は英訳する元になる日本語の文章の言い換え、解釈の仕方を学ぶのにも役立つ。また①②共通の利点として、単語の発音が確認できることが挙げられる。大学の授業ではスピーキングや英会話の授業、また教授が英語で講義をするものもあるため、それらに対応できる耳を養うとともに、自分で真似して発音することで、より自然で癖のないネイティブ発音を習得できる。

使いやすい・便利だと感じるところ

まずは、予習復習に活用できます。ふせんの色を変えたり大きさや配置を自由に調節できたりするため、先生の話や教科書の内容を体系的にまとめることができ、作成したノートを授業やテスト勉強時に見返すことで理解の補助となるだけでなく、わかりやすくノートを作成するために「どの情報が大切なのか」「先生のこの話は教科書のどの部分と関連するのか」等を考えること自体も、学習の促進や自分の理解度の把握に役立ちます。また、自分で調べて見つけたサイトを貼ったり、先生が授業で配布したファイルを挿入したりすることも自在にできるため、教科書やレジュメ、配布資料、外部のサイトや文献といった散らばりがちな情報を1つのノートに集約しておくことができ、見返す際の浚い忘れやどの資料を使っていたか分からないというような状況を防ぐことができます。

大学の授業ではいろいろな参考資料が提示されたり、自分で調べたりすることが増えるため、このような集約機能は便利だと感じます。次に、レポートの作成にも活用できます。レポートを書く上での参考文献やサイト、PDF化された先行研究などをストックしリスト化しておくことができるだけでなく、主張や疑問点、考察などに入れ込みたい要素を書きだしておき、ブレインストーミングを行うとともにレポート全体の構成を練ることができます。大学ではレポートを書く機会が増えますが、高校までにはない課題の形式なので戸惑う人が多く、全体の構成を見通すことなく書き始めてしまう、言いたいことが整理できていないレポートになってしまうといった失敗が起こりがちです。ClassPad.netは、論理的で引用・参照に不備のないレポートの作成に役立つため、課題で高評価を得るに留まらず、卒論の執筆時や論理的な文章を書く必要のある場面で役に立つような文章構成力が身につくことが期待できます。

良いと感じるポイント

●複数のコンテンツ内を一度に検索できたり、スペルが曖昧な単語も検索できたりする機能や、自分だけの単語帳が簡単に作成できる機能があり、電子辞書としての使い勝手が良い。さらに、このような機能をパソコンやタブレットから利用できるため、荷物が増えることもなく、操作に迷うこともない。
●透明ふせんの機能があり、複数のふせんの上に貼り付けたり、ノートの地の部分に書き込んでいるような見た目にしたりできる。また、テキストふせんへの入力方法も手書きとテキスト入力の2通りあり、ペン・文字の色や太さが自由に変えられるため、まとめたい内容に合わせた入力の形式が選択でき、視覚的にわかりやすくまとめることができる。
●カメラふせん機能があるため、実験の結果や板書の写真をノート内に挿入できる。ファイルやリンクもふせんとしてノートに貼れるので、PDFや動画も1つのノート上に集約できる。さらに、これらの上に書き込んだりテキストを入力することが可能なので、補足説明や注目すべき点などを書き込みわかりやすくまとめることができる。
●数学ツール「ClassPad Math」があり、なかなか理解の難しいグラフの動きや図形の特性についての理解を促すことができる。グラフの特徴や公式や定理の丸暗記は本質的な理解ではないため、テストの時や発展問題に対応できないという問題がある。しかし、この機能を使用することで視覚的に理解・納得ができ、その後問題に取り組む時もそのイメージを想起して考えることができるため、知識の定着や教科書の内容の正しい理解に役立つ。

※2022年7月現在の現役東大生

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