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導入事例

植物と動物の細胞を顕微鏡で観察し比較する授業
生徒の考察が深められ、まとめの完成度が向上

植物と動物の細胞を顕微鏡で観察し比較する授業 生徒の考察が深められ、まとめの完成度が向上

江東区立辰巳中学校

〈東京都〉

長田 浩貴  先生

教科:理科 指導学年:二・三年生

教育目標

生徒の能力や個性を最大限に伸ばすことが、
義務教育最後の3年間の仕事

義務教育を終え社会に巣立っていくことを踏まえ、子どもたちが持っているそれぞれの能力や個性を最大限に伸ばしてあげることが、義務教育最後の3年間を支える中学校の仕事だと思っています。

江東区立辰巳中学校

その上で本校では、目指す人物像として五つの目標を掲げています。
一つ目は、健康でたくましい人。二つ目は、進んで学ぶ意欲のある人。
三つ目は、人権教育の観点から、周りの人に思いやりを持って接する人。
四つ目は、礼儀正しい人。コミュニケーションをとるために、挨拶をしっかりできる人になって欲しい。
五つ目は、責任を果たす人。人は、役割があることで生きがいを感じると思います。その役割を一つ一つ達成していける人になって欲しいと思っています。

ICT教育の課題・テーマ

生徒には、愛着を持ってICTを習得してもらいたい

GIGAスクール構想に基づき、本校も令和3年度から江東区の整備したChromebookを活用しています。生徒は一人一台の端末を持ち、授業や課外活動、特別活動に使用しています。最初のうちは教員も四苦八苦していましたが、4年間様々な形でICTを学習に取り入れ、慣れてきたと感じています。
やはりこれからの時代は、ICTが子どもたちの教育環境の前提になっていくと思います。そして、ICTを駆使できる社会人であることが求められてくる。子どもたちには、この義務教育最後の3年間で、愛着を持ってICTを習得してもらいたいと思っています。

端末整備状況

現在江東区では、区立小中学校に一人一台の端末を配備済みであり、本校でも生徒全員が活用しています。

ClassPad.net導入に至った経緯と理由

本校教員からの紹介で価値を実感しました。

他区から異動してきた教員が、授業支援ソフトを活用して授業をしていたと聞いていました。本校でもICTを活用したより良い授業をと考えていたところ、ちょうどカシオからClassPad.netの紹介があり、私自身良いものだと理解したためトライアル導入することとなりました。

江東区立辰巳中学校  夏目 隆 校長先生
植物と動物の細胞を 顕微鏡で観察し比較する授業 様々な色のふせんを使い分けることによって、 生徒の考察が深められ、まとめの完成度が上がりました!

授業の流れとClassPad.netの活用方法

STEP1

デジタルノート機能であらかじめ作成したふせんを用いて、教師が実験レポートのまとめ方や使用する薬品などの説明をする。

ClassPad.netを活用した授業風景
STEP2

細胞の採取方法動画をClassPad.netで配布。生徒は、配布された動画を確認しながら観察を進める。

ClassPad.netの授業支援機能を活用
ClassPad.netの授業支援機能を活用
STEP3

観察した植物(玉ねぎ)と動物(ヒトの頬)の細胞の写真を班ごとにClassPad.netで提出する。

ClassPad.netを活用した授業風景
STEP4

うまく観察できたプレパラートの写真を教室前方のスクリーンで映して、記録する。

ClassPad.netを活用した授業風景
STEP5

生徒が植物と動物の細胞を見比べ、共通点や相違点について自分の考察をデジタルノート機能でまとめる。

ClassPad.netを活用した授業風景

ICTを活用した授業を積極的に行っている理由

これからの時代、この先の将来を生き抜くためには、イノベーションが大切になってくると考えます。創造力を育むためには、個別最適な学びにおけるICTの活用が有効であるという考えで、特に力を入れて取り組んでいます。ICTを使った授業の強みは動画や画像の共有ですが、ClassPad.netは、その共有がとても簡単です。

ClassPad.netを活用した授業風景

デジタル社会におけるネット検索の弊害や上手な付き合い方とは

学校現場でもICTが発達していくと伴に、生活指導の面でトラブルが出てきたりすることを心配される先生も多いのですが、私としては、ネットリテラシーの教育が大事になってくると考えています。

今のネットリテラシーの教育で扱っているものは、実は生徒の実態に合っていないのではないかと私は思っています。実際に起こっているトラブルは、大人の想像を超えてきます。生徒たちの実態に合ったネットリテラシーの教材が必要であると考えます。

ClassPad.netの他教科への広がりについて

今はまだ一部の教員による活用に留まっていますが、国語や英語の先生には辞書機能を、数学の先生には数学ツール「ClassPad Math」のグラフ描画機能をぜひ使って欲しいと思っています。

宿題や自宅学習でのClassPad.netの活用機会

基本的に課題の提出は学校で授業内にできなかったものを、期限までに自宅でやってもらうという形にしています。その提出のためにClassPad.netを使用しています。

導入前と導入後の変化

0から1を作る力が育まれ、生徒の発信力と創造力が向上しました。

最後の授業のまとめになる考察の完成度が私自身の課題だったのですが、ClassPad.netを導入してクラス全体で考察を共有し、仕上げていくという活動を取り入れてから、明確に完成度が上がってきたという実感があります。
生徒たちの0から1を作る力が付き、授業や学校行事などを通して、かなりの発信力と創造力が向上したと感じています。

ClassPad.netを活用した授業風景

お気に入りの機能・使い方

動画と写真の共有が簡単にできることです。

ふせん機能を使い、生徒が自分自身の考えを書いて提出。それを画面に映し、そのまま授業のスライドとしても活用する、という使い方をしています。

ClassPad.netを使用した今後取り組みたい授業

3D教材に力を入れており、3DプリンターやVRを使った授業を考えています。このような教材を取り入れると、生徒たちは楽しく自発的に学習してくれますし、集中力が切れることもなくなります。ClassPad.netでWeb上の3Dデザインソフトや様々な情報を共有することで、授業を進めやすいのではないかと思います。

ClassPad.netを活用した授業風景

生徒に聞いた、ClassPad.netの「良いところ」

松枝 蒼弥 さん 分からないことをすぐに解決できるところが魅力!

ClassPad.netなら紙の辞書や教科書を取り出さなくても、自分で調べてすぐに解決できるところが良いと思います。また、共有するときにメールアドレスの入力をする必要がなく、クラスメイトの名前ですぐ共有できるので、これも便利です。

石田 凪 さん 発表の機会が増え、発表が得意になりました!

ClassPad.netはスライドを使って発表できるので発表の機会が増え、発表が得意になりました。また、課題が配信されると、いつでもどこからでもその課題を提出できるところが便利だと思います。

大西 遥 さん デジタルノート機能は、頭の中を可視化できます!

ClassPad.netのデジタルノート機能で、ふせんに思い付いたことをどんどん書いて、矢印で繋げたりしながら自分の考えをまとめたり、その過程を整理したりしています。脳内をパッと可視化できるのがとても良いと思います。

教師、自治体、学校関係者の皆さまへ

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