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導入事例

【開催報告】​ClassPad.net × 東京学芸大学
高校探究プロジェクトとの共創ワークショップ 第1回  ​ 
「探究や学びのプロセスを記録として残すツールとは?」

ClassPad.net×東京学芸大学
東京学芸大学 高校探究プロジェクト

カシオ計算機はClassPad.netを総合的な探究の時間や、各教科の探究的な学習のツールとして活用いただくべく、東京学芸大学が取り組んでいる「高校探究プロジェクト」に参画しています。
東京学芸大学 高校探究プロジェクト

西村圭一教授

【西村圭一教授 プロフィール】

東京学芸大学大学院教育学研究科教授。東京都立高校を始めとした学校の教諭、国立教育政策研究所 総括研究官、東京学芸大学教育学部教授などを経て、2019年から現職に就く。東京学芸大学「高校探究プロジェクト」のリーダー、日本科学教育学会副会長、日本数学教育学会業務執行理事、数学教育編集部長、日本教科教育学会全国理事、等を兼任。
東京学芸大学 大学院 数学科教育学分野 西村圭一研究室


参考:ニュースリリース(2024年6月18日)

デジタルノートを搭載したオールインワンのICT学習アプリ“ClassPad.net”を活用  探究学習をテーマに東京学芸大学の「高校探究プロジェクト」と共創 ※

※探究学習・・・「国語や数学などの各教科における探究的な学び」及び『「総合的な探究の時間」の教科で行う学習

ご覧になりたい場面から動画をスタートさせたい場合
上記の動画をクリックしてスタートさせ、動画の下に表示する秒数のバーで該当の秒数をクリックします

00:16 タイトル・ご挨拶(カシオ社員、西村圭一先生、藤村祐子先生)
01:53 ディスカッション
02:37 西村先生からのめ線合わせ
05:19 授業支援アプリ「ClassPad.net」の紹介(カシオ社員)
06:39 締めの挨拶(カシオ社員)

西村圭一先生(東京学芸大学大学院 教育学研究科 教授)
藤村祐子先生(東京学芸大学 先端教育人材育成推進機構 准教授)

2024年8月4日に高校の生徒・教師約40名にお集まりいただき東京学芸大学「高校探究プロジェクト」との共創ワークショップを開催いたしました。このワークショップでは、探究活動や学びのプロセスを記録し、次の学びに活かすためのツールとして「ClassPad.net」をどのように活用するかを模索しました。

ワークショップ風景1
ワークショップ風景2

高校で必履修となった総合的な探究の時間において、「必ず成果や新しい発見をしなければならない」という誤解が生じていますが、実際に重要なのは探究のプロセスそのものです。試行錯誤を繰り返し、予想と異なる結果に対して「なぜだろう?」と考えること、新しい学びや気付きを得ること、こうしたプロセスを通じて学ぶ楽しさを知り、生涯にわたって主体的に学び続ける基盤が築かれると考えます。そんな学びを支援するために、デジタルツールとしてどのようなサポートができるか、実際に探究活動を行う高校の生徒や先生方とともに考えました。​

 目次

・ワークショップ当日の流れ
・デジタルとアナログ:使い分けているつもりが、実はぐちゃぐちゃに・・・​
・学習の「前」と「後」の間:自分の成長はどのように起きたか​
・学びのプロセスを記録するツールとは?ClassPad.netを使った感想と、理想の姿についてアイディア出し​
・希望する先生・生徒さんにClassPad.netを提供:教育現場への更なる貢献を目指して
・次回ワークショップ予告

ワークショップ当日の流れ

1. 西村圭一教授による導入講話​
2. 学習の記録や工夫をチームで意見交換​
3. 西村圭一教授による探究のプロセスの振り返りについての講話​
4. ClassPad.net/デジタルノートの紹介​
5. デジタルノートのメリット・デメリットを共有​
6. 理想のデジタルノートの機能アイディア出し​
7. ClassPad.netを使った探究活動への参加者募集​

ワークショップの風景3

デジタルとアナログ:使い分けているつもりが、実はぐちゃぐちゃに・・・​

まずグループで学習の記録方法や工夫していることについて、意見交換しました。​
生徒さんからはデジタルとアナログの使い分けが難しいとの意見が多く出たほか、アナログ媒体では振り返りがしづらいという点や、デジタルだとバッテリーの問題などが指摘されました。​

<主に出た意見>​ 
- 授業は基本、紙のノート。探究はパソコンに入力しようとするが思考が整理しづらい
- デジタルとアナログは時によって使い分けるので管理が大変
- デジタルはバッテリーが無くなると使えない
- 工夫、心がけていることは、きれいにではなく、自分の考えをまとめるためのノート(情報は教科書、ネットにのっている)​ 
- 学んだことや自分で調べたことを要約して記録している。また、得た学びからさらに疑問に思うところを見つけ考えを深めるようにしている​

学習の「前」と「後」の間:自分の成長はどのように起きたか

その後、東京学芸大学・西村教授から、本ワークショップの目線合わせがなされました。
「自分が成長できたなと実感した時はどんな時か?」という投げかけから始まり、それは「もともとの自分と、現在の自分を比較して、どう変わったかを納得して語ることができたときでは?」と。参加者がみな納得しました。​

さらに、学習の「前」と「後」は意識できた人も、その間の「中」に何があったのかを忘れがち。自分の意見が変わった時に何があったのか、考えが確信に変わったときに何があったかを、振り返ることが深い学びのポイントだというお話がありました。​

学びのプロセスを記録するツールとは?ClassPad.netを使った感想と、理想の姿についてアイディア出し​

続いて、カシオ計算機の授業支援アプリ「ClassPad.net」を一人ひとりの端末で触ってもらい、そのメリット、デメリット、「学びのプロセスを記録するツールとしての要望」を挙げてもらいました。​その後、グループを超えてどんな意見が出たか、発表者と聞く人に分かれて意見の共有をしました。​
参加した開発者に直接、こうなるといいという意見をぶつけて、深い議論になった生徒さんもいました。​


<主な良い点>​
- アナログの記録も写真をとって張り付けることで一緒に管理できる​
- 辞書が付いているうえにその例文をデジタルノートに貼れることができるのはとても便利

<主な改善点>​
- いつの記録かわかりづらい
- 見える化の工夫、見やすくなるといい

<学びのプロセスを記録するツールとしての要望>
- 自由度が高いがゆえにどうまとめたらいいか迷うので、まとめ方や使い方の提案があるといい

東京学芸大学コラボ

探究や学びのプロセスを意識した、素晴らしい提案を多くいただくことができました。いただいたご意見をもとに、生徒さんの探究的な学びを支援できるよう、改善していきたいと思います。

希望する先生・生徒さんにClassPad.netを提供:教育現場への更なる貢献を目指して​

ワークショップ後も引き続きClassPad.netを使ってみたいという先生・生徒さんに、日々の探究や学びの中で活用いただいています。後日、新たな気付きや「このように使ってみたよ」という事例を共有いただく予定です。
カシオ計算機としては、このワークショップを通じて、デジタルツールが単なる効率化の道具ではなく、学びを深めるためのツールとなるよう、その役割と効果を探究していきたいという思いをあらたにいたしました。 


次回は「高校探究プロジェクト」主催の「探究の共創 in Winter 2024」に参加します!

 


探究の共創 in Winter 2024
ポスターセッション&ワークショップ

■開催日時:2024年12月22日(日)
第1部:10:00~12:00 
第2部:13:00~15:00
■開催方法:対面開催
■開催場所:東京学芸大学 芸術館および西4号館
(W110教室他)
(東京都小金井市貫井北町4-1-1)
■参加費:無料
■発表(高校生)の申込締切:2024年12月13日(金)
■参加(発表以外)の申込締切:2024年12月18日(水)
 

探究の共創 in Winter 2024

教師、自治体、学校関係者の皆さまへ

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