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導入事例


※本事例では旧:数学版ClassPad.netをご利用いただいております。
 高校6教科対応のClassPad.netとは一部仕様が異なる場合がございます。予めご了承ください。

石川 昂先生(神奈川県)
『未知の物事に挑戦し続けられる力』

石川 昂先生(神奈川県) 『未知の物事に挑戦し続けられる力』ClassPad.net

学校名:匿名(高校)

都道府県:神奈川県

先生氏名:石川 昂先生

対象学年:高校一年生

教科:数学

■ICT教育への想い

「なぜ、数学を勉強するのですか?」

年に何回か、生徒が言ってくる質問です。
私は困りながらも、教員になる前に企業に勤めていた経験を交えながら「社会に出たときに必ず役立つよ。」と答えています。
これを聞いた生徒はたいてい腑に落ちない顔をしています。それは当然で、生徒は社会に出たことがなく、社会そのものがよくわかっていないからだと思います。

さて、前置きが長くなりましたが、私が数学を指導していく中で生徒に身につけて欲しいことは「未知の物事に挑戦し続けられる力」です。
途中でわからなくても、すぐに答えを見るのではなく別のアプローチを考えたり、友達に相談したりするよう指導しています。
また、最近ではICT教育の波を受け、関数電卓やグラフ描画ソフトを使って答えを推測する生徒もいます。
これが、社会に出たときに役立つきっかけになると信じています。

つまり、社会で直面する出来事の多くは調べたところで答えはなく、限られた時間の中で最適解を出すしかありません。
そのような状況の中、数学を通して身についた「未知の物事に挑戦し続けられる力」重要になってくると考えます。

最後になりますが、「なぜ、数学を勉強するのか」ということを生徒が今すぐに理解できなくても、将来的に理解してもらえるように努力することが私の使命だと思い、日々指導に励んでいます。

■授業内容

高校1年生の「図形の性質」の単元で、ミケルの定理を題材に授業を行いました。
概要としては、生徒自身がClassPad.net上で図形を動かしていく中で、証明のパターンが複数あることを発見し、それぞれのパターンについて証明していくというものです。


■使用教材(数学版ClassPad.net)

 ミケルの定理

ClassPad.net 数学ツール ミケルの定理


■生徒の感想

 ・場合分けをして考えないといけないことがわかった
 ・様々な場合を尽くすことが大切だと実感した
 ・一つの見方を見つけて満足するのではなく視点をたくさん持って問題を解けるようになりたい
 ・今後は場合分けですべてを網羅するという意識を持って問題に取り組みたい


■授業の総評とClassPad.netに期待すること

紙面上では場合分けが難しい図形の問題でもClassPad.netを利用することで、視覚的にわかりやすく考えることができたようです。

さて、世の中にグラフ描画ソフトは様々なものがありますが、その多くは高機能で使い方が難しいものばかりです。
特に、生徒自身がグラフ描画ソフトを使う場合は、できるだけ容易に扱えるものが望ましいです。その点、ClassPad.netにおいては、教員側でペーパーの準備はある程度必要であるものの、生徒が直感的に操作できるように工夫されているように感じます。また、「テキストスティッキー」を使うことで画面上で生徒に指示が出来るのも良い点です。

学校現場においてICT設備の充実度は様々で、授業内で生徒にグラフ描画ソフトを使わせることが難しい場合があります。一方、ほとんどの子どもたちはスマートフォンを所持しています。その点で、ClassPad.netをスマートフォンで操作できるようになると、学校現場においても非常に助かります。

■石川先生作成YouTubeのご紹介

石川先生は反転授業を取り入れており、生徒たちは先生作成のYouTubeを見て事前学習を行います。非常に精力的に作成され活用されておりますので、ぜひご参考にしてみてください。

石川 昂先生(神奈川県)

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