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導入事例

全員の意見を可視化し比較!
AIも活用し“根拠を考える力”が育つ授業に!
〜『伊勢物語(芥川)』の諸説を比較し、多様な解釈と向き合う授業〜

#学習意欲向上 #ペーパーレス#協働学習促進

東京立正高等学校

〈東京都〉

原子 桂輔先生

教科:言語文化/論理国語 指導学年:高校1年生

東京立正高等学校

校訓・教育目的

生命の尊重・慈悲・平和

自立した一市民として、世の中でそれぞれの立場で活躍ができるような人物を、世に輩出することを目的としています。

ICT教育の課題・テーマ

『コロナ禍への対応』から、『教育の質を高める』ためのICT教育へ

コロナ禍において、全教職員がやらざるを得ないという状況になったこともあり、ICT教育が推進、加速しました。その後、ほぼ通常のような状態になってきた現在では、『教育の質を高めていく』という方向へ変わるとともに、その必要性を強く感じています。

端末整備状況

10年以上前から一人一台端末の配備を進めており、令和5年3月現在、高校生は全生徒が持っている状態です。

ClassPad.net導入に至った経緯と理由

オンライン辞書機能の充実と、デジタルノート機能の幅広い使い勝手

「コロナ禍だから」ということではなく、ICT教育を次のステージに引き上げるために、どのようなものを導入するべきか検討していました。
そのなかで、まず、「ClassPad.netにはオンライン辞書機能がある」ということに惹かれました。さらに、ノートとして使える機能性もあり、幅広い使い勝手で私達が求めているものとして、大きな可能性を感じました。

今後の新しい活動や取り組みについて

ClassPad.net導入をはじめ、本校では新しいチャレンジに取り組んでいます。
海外大学への推薦制度、ニュージーランドへのターム留学、カンボジアへの研修、オーストラリアへの語学研修など、令和3年から発展させてきた海外向けのプログラムもその一つです。さらに、日本国内の活動をより充実させるべく、北海道や沖縄など他地域の学校との連携も進めております。

私は生徒たちに常日頃、「思考停止してはいけない」と伝えています。世の中にはあふれるほどのニュースが流されていますが、それをただ素通りするのではなく、自分ごととして捉え、考え、意見を持つ。教育目的として申し上げたように、生徒たちには、自立した一市民として育ってほしいという思いがあります。

ロシアのウクライナ侵攻、台湾有事の懸念など、日本を取り巻く状況は、著しいスピードで変わってきています。 そのようななか、北海道という場所、沖縄という場所の若者たちは何を考えているのか、東京にある本校と情報を共有しながら、「日本の未来を考えよう」というプログラムを始めます。 各都道府県の学校にも、この考えに同意をいただき、新年度をスタートできることになりました。

梅沢 辰也 校長先生 梅沢 辰也 校長先生
『伊勢物語(芥川)』の諸説を比較し、多様な解釈と向き合う授業。他者の意見を比較することで新たな気づきが生まれ、作品を多角的に捉える力が育つ授業が実現しました!

授業の流れとClassPad.netの活用方法

STEP1

教員が、既習内容である『伊勢物語(芥川)』とは異なる説の文章を提示し、生徒に「間違い探し」をさせる。
生徒はこれまで学習した内容と比較しながら違いを見つけることで、物語に複数の解釈や説が存在することに気づく。

ClassPad.netを活用した授業風景
ClassPad.netを活用した授業風景
STEP2

生徒はAIを活用し、『伊勢物語』に関する他の説や解釈について調べる。
複数の情報を収集することで、同一の作品でも多様な見方があることを理解するとともに、AIを活用した情報収集に慣れる機会とする。

ClassPad.netのふせん機能の活用風景
ClassPad.netを活用した授業風景
STEP3

作品に登場する「鬼」の存在について、AIを用いてさまざまな解釈を調べる。

その中から、生徒自身が最も納得できる説を一つ選び、その理由を整理して記述する。

ClassPad.netのふせん機能の活用
STEP4

生徒が記入した内容をClassPad.net上で共有し、クラス全体で閲覧する。

他者の意見を比較することで、「別の考えのほうが納得できる」といった気づきが生まれ、多角的な視点で作品を捉える力を養う。

ClassPad.netを活用した授業風景
STEP5

教員がまとめとして、古典作品には複数の解釈が存在することの面白さを提示する。
『赤ずきん』などの身近な例も紹介しながら、「一つの正解にとらわれない読みの面白さ」へと理解を広げ、授業を締めくくる。

デジタル社会におけるネット検索の弊害や上手な付き合い方とは

近年、AIの活用は教育現場においても急速に広がっています。以前と比べると、生徒がAIを気軽に使える環境が整ってきていると感じています。
一方で、AIやインターネットの情報をそのまま受け取ることには注意が必要です。重要なのは「その情報の出典がどこにあるのか」「AIが提示した内容に、きちんとした根拠があるのか」といった点です。こうした視点を持たずに活用してしまうと、誤った理解につながる可能性もあります。

そのため、AIを教育に取り入れる際には、便利さだけでなく、情報の信頼性を見極める必要性についても必ず伝えるようにしています。インターネットやAIには利便性がある一方で、使い方を誤ればリスクも伴うということを、生徒にしっかり理解してもらうことが重要だと考えています。

導入前と導入後の変化

全員の意見を可視化し、発言のハードルを下げる授業が可能になりました。

ClassPad.net導入によって大きく変化したと感じているのは、生徒一人ひとりの意見を授業の中で拾い上げられるようになった点です。

これまでは、授業中によく発言する生徒と、控えめで発言の少ない生徒の間に差がありました。頷きながら理解を示してくれるものの、自分から発言する機会が少ない生徒の考えは、なかなか表に出てきません。また、挙手や指名で意見を聞く場合でも、実際に共有できるのは多くて3〜4人程度に限られていました。

しかし、ClassPad.netを活用することで、クラス全体の意見を一度に把握できるようになりました。これにより、これまで見えにくかった生徒の考えも含めて、多様な意見に触れられる授業が実現しています。

さらに、生徒が自身のタブレットに向かって取り組むことで、発言への心理的なハードルが下がり、これまで控えめだった生徒も積極的に意見を発信するようになりました。現在では、生徒同士が互いの考えを共有しながら、楽しんで学びを深める授業へと変化しています。

ClassPad.netを使用した授業風景

生徒の操作を一時的に制限できる操作ロック機能への評価

操作ロック機能で集中力を高め、メリハリのある授業運営ができるようになりました。

操作ロック機能の活用によって、授業における生徒の集中度に変化が生まれています。特に感じているのは、学習の場面ごとに「集中する時間」と「共有する時間」のメリハリがつくようになった点です。

共有機能を一時的に制限することで、生徒は他者の意見やデータに触れることなく、自分自身の考えと向き合う時間を確保できます。その結果、一つひとつの問いに対して、より主体的に深く考える姿勢が見られるようになりました。

また、実際に制限を設けずに運用してみた際には、生徒同士で写真やメッセージの送受信が行われる場面もあり、教員の目が届きにくいところでやり取りが進んでしまう課題も見えてきました。こうした状況を踏まえると、操作ロック機能は、不要なやり取りを防ぎ、学習に集中できる環境を整えるうえで非常に有効だと感じています。

授業の流れに応じて機能を使い分けることで、より統制の取れた、効果的な学びの場をつくることができています。

ClassPad.netを使用した授業風景

協働学習をサポートするグループワーク機能への評価

グループでの共同編集が活発な議論を生み、思考を深める授業が実現しました。

グループワーク機能は、他校の先生の活用事例をきっかけに導入しました。実際の授業で活用してみると、その効果を強く実感しています。例えば国語の授業では、小説の結末を自分たちで考えるという活動に取り組みました。生徒はグループごとに意見を出し合い、それぞれの考えをまとめていきます。さらに、時間に余裕があれば意見を分類するなど、思考を整理する活動にもつなげました。

このとき、グループ内の共有画面を通じて、メンバー全員の意見をリアルタイムで確認できる点が大きな特長です。口頭での発言に比べて、タブレット端末を使用して書き込む方が生徒はより多くの意見を出す傾向があり、それぞれの考えが可視化されます。また、「自分と同じ意見だ」「少し違う視点だ」といった気づきを得ながら議論を進めることができるため、グループ全体の理解も深まっていきます。

その結果、従来よりも議論が活発になり、多様な意見が自然と引き出される授業へと変化しました。今後も、思考を共有しながら深める場面で積極的に活用していきたいと考えています。

お気に入りの機能・使い方

名前の表示/非表示を利用シーンに応じて切り替えることで、
生徒たちの意見共有を促進して他者と比較しやすくする使い方です。

特に活用している機能として挙げられるのが、ふせんの共有機能や課題提出後の共有機能、そしてグループワーク機能です。

これらの機能を活用することで、生徒は自分自身の意見だけでなく、他者の意見にも簡単に触れることができるようになります。提出されたふせんやグループでまとめた内容を共有することで、「自分とは異なる視点」や「共通している考え」に気づく機会が自然と生まれます。

こうした比較を通じて、生徒は自分の考えを見直したり、より深めたりすることができるようになります。単に意見を出すだけでなく、他者の考えと照らし合わせながら思考を広げていける点に、これらの機能の大きな価値を感じています。

また、名前の表示/非表示切替により、生徒の発言に対する心理的な負担を軽減できるようになったことも、大きなメリットの一つです。
授業の中には、人前で発表することに苦手意識を持つ生徒や、発言に対してストレスを感じてしまう生徒も少なくありません。そうした中で、意見を共有する際に名前の表示・非表示を柔軟に切り替えられる機能は、非常に有効だと感じています。

ClassPad.netを使用した授業風景

実際に授業前に生徒へアンケートを取ったところ、「名前は表示しないでほしい」という意見が圧倒的に多く見られました。そのため、授業では最初から名前を非表示に設定して運用しています。
また、授業中でもチェック操作一つで表示のオン・オフを切り替えることができるため、状況に応じた調整がスムーズに行えます。こうした柔軟な対応が可能になったことで、生徒が安心して自分の考えを表現できる環境づくりにつながっていると感じています。

速度改善や機能強化によって使いやすくなったと感じるポイント

現在は、辞書機能や各種アイコンが一つの画面に整理されて表示されており、生徒自身が説明を受けなくても直感的に使いこなせる場面が増えています。例えば、必要に応じてその場で辞書機能を活用したり、課題提出の画面でも、生徒の名前を非表示にして全体共有するといった操作がワンクリックで行えるなど、授業中の細かな配慮もスムーズに実現できるようになりました。

また、単に動作が速くなっただけでなく、操作時の安定性も大きく改善されています。以前は、一部の端末で不具合が発生し、授業の進行に影響が出ることもありましたが、現在ではそうしたトラブルはほとんど見られません。タブレット自体の不調を除けば、生徒全員が問題なく利用できており、授業を止めることなく進められています。

ClassPad.netを使い続けて良かったと感じるポイント

他校の実践から学び、授業改善と生徒理解の深化につながっていることです。

継続して活用する中で感じている大きな価値の一つは、他校の先生方の活用事例を参考にできる点です。 実際に自分の授業で使いながら、「もっと効果的な使い方があるのではないか」と感じる場面も多くあります。その際に、他校の事例を知ることで、「こういう使い方があったのか」と新たな発見につながり、授業の改善に活かすことができています。こうした情報を取り入れながら授業を組み立てていけることは、教員自身のスキル向上にもつながっていると感じています。

また、生徒の反応にも大きな変化が見られます。特に、授業の感想をまとめる場面では、生徒が想像以上に率直な意見を書いてくれるようになりました。共有範囲を制限することで、「他の生徒に見られない」という安心感が生まれ、本音を書きやすくなっているのだと感じています。

こうした仕組みを活かしながら、生徒の声を丁寧に拾い上げ、授業に反映していくことで、より良い学びの場づくりにつながっています。ClassPad.netの活用は、授業改善と生徒理解の両面で大きな効果をもたらしていると実感しています。

ClassPad.netを使用した今後取り組みたい授業

今後は、国語の授業における単元のまとめとして、共有機能をさらに活用していきたいと考えています。生徒一人ひとりに文章で感想や気づきを入力してもらい、それらをクラス全体で共有することで、多様な視点に触れながら学びを深める場面を増やしていきたいです。

また、授業以外の場面として、生徒会活動での活用にも可能性を感じています。生徒会では日々さまざまなアイデアが出てきますが、それらを効率よく集約したり、共有したりする時間を確保することが課題となっています。

こうした場面で、グループワーク機能やふせんの共有機能を活用すれば、リアルタイムで意見を整理しながら議論を進めることができ、企画の検討や意思決定をよりスピーディに行えるようになると期待しています。今後は、授業にとどまらず、学校全体の活動の中でも積極的に活用していきたいと考えています。

ClassPad.netを使用した授業風景

生徒に聞いた、ClassPad.netの「良いところ」

小瀬 麻由美 さん 意見の共有で発言の負担が減り、 気軽に学びに参加できるようになりました!

ClassPad.netを活用した授業では、調べ物や入力が効率よく行えるようになり、学習自体が楽しいと感じています。ノートや教科書に書くだけの学習に比べて、タブレットを使った授業はより主体的に取り組めています。
中でも大きな変化として感じているのは、自分の考えをデジタルで提出し、それがクラス全体に共有されるようになったことです。これにより、人前で発表することへのプレッシャーが軽減され、心理的に楽に意見を出せるようになりました。

また、他の生徒のノートや考え方を見ることができるため、自分の意見と比較しながら客観的に捉えることができるようになった点も大きなメリットです。こうした比較を通じて、自分の理解を深めたり、新たな視点に気づいたりする機会が増えています。

さらに、辞書機能などを活用することで、必要な情報をすぐに調べることができ、学習の効率も向上しました。複数の辞書を購入する必要がない点でも、経済的なメリットを感じています。

鶴見 龍也 さん 数学の公式をすぐに確認できるので、予習・復習がしやすくなりました!

ClassPad.netを活用した授業では、分からないことがあったときにその場ですぐに調べることができるため、授業についていきやすくなったと感じています。疑問をそのままにせず、その場で解決できることで、理解が途切れにくくなっています。
また、テスト期間中の学習にも役立っています。どのように勉強すればよいか迷ったときでも、ClassPad.netや他の学習アプリを活用することで、授業内容を自宅で振り返ることができ、より分かりやすく学び直すことができます。特に数学の学習では、公式がまとまっている機能を活用することで、予習や復習がしやすくなりました。必要な情報をすぐに確認できるため、効率的に理解を深めることができます。

さらに、ClassPad.netには複数のテキストが搭載されており、一つの端末でさまざまな教科を学習できる点も便利です。特に化学の参考書として活用しており、教科ごとに使い分けながら日々の学習に役立てています。

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