これ一つでICT教育が劇的に変化!
ClassPad.netが叶える10の”コト”
文部科学省が提唱するGIGAスクール構想を自治体が推進し、義務教育過程を中心に生徒1人に1台の端末機が行き渡ってきましたが、ICT教育とICT学習には、端末だけでなくアプリケーションなどのツールが必要です。
役立つツールはたくさんありますが、日常的な授業や学習でICT教育を行っていくためには、総合的な機能を兼ね備えた土台となるICT学習アプリの活用が有効です。
そこで、本コラムではICT学習アプリ「ClassPad.net」をご紹介します。ICT教育に必要な4つの要素「調べる」「理解する」「まとめる・見返す」「伝える」を担う機能が搭載され、それぞれの機能を連携させて活用できます。現場の先生のお悩みやお困りごとを解消し、ICT教育を劇的に進めるClassPad.net活用の効果を詳しく見ていきましょう。
①信頼の辞書機能 “EX-word”から厳選した辞書コンテンツを搭載!
今、インターネットではほとんどのことが調べられます。便利な一方SNSでフェイクニュースが流れる時代。情報過多のなかで、正しい情報をつかむことは難しいものです。ICT教育を推進されている先生の中には、「生徒が自分で調べた情報が本当に正しいものなのか把握/判断できない…」という悩みをお持ちの方も多いでしょう。特にユーザー共同編集型百科事典が検索結果として出てくることが多く、苦慮していらっしゃると聞きます。 ClassPad.netには、電子辞書EX-wordから厳選した辞書が収録されていて、安心して調べものに使うことができます。掲載されているコンテンツも英語5種類のほか、国語、数学、理科、社会、総合と豊富です※1。
授業内でわからない言葉が出てきた時に、別のアプリを立ち上げることなく、ClassPad.netのアプリ内ですぐに調べられるので、集中が途切れることがありません。PCやタブレットはもちろん、スマートフォンからもアクセスできるので、電車通学などの隙間時間に学習することが可能です。
※1 高校向けサービスの場合
②複数の辞書を横断的に検索!
ICT教育が進むなか、今学校で求められているのが教科横断型の学びです。例えば、ある地方における温暖化を調べる場合には、その地方の特色としての社会的な知識と、気温・天候などの理科的な知識、データ分析する数学的な知識が必要になってきます。
ClassPad.netのオンライン辞書機能では、単体の辞書ごとではなく、搭載されている各教科の辞書を横断的に検索することができます。
ひとつの言葉やテーマに対して、さまざまな分野から情報を得られるので総合的な知識が身につき、『調べる』という行為自体が楽しくなります。
③辞書で調べたことがしっかり残る・定着する!
『調べる』ことがデジタル化されるのがICT教育のメリットのひとつ。その一例が「あいまい検索」です。
ClassPad.netのオンライン辞書機能では、正確に覚えていなくても「あいまい」な状態で言葉を検索することができます。一語一句、正確に一致していなくても調べものがストップすることがないので学びがとてもスムーズになります。
また、調べたことをデータとして残し、未来の学習に活かせることもメリットです。ClassPad.netでは、調べたことが履歴として残り、さらに単語帳として登録しておけるので、後で見返すことができ、知識の定着にも役立ちます。
連続した複数文字がわからないときは「*」を入れて検索可能。
特定の一文字がわからないときは「?」を入れて検索可能。
④使い方は自由自在!「まとめる・見返す」が楽しくなるデジタルノート
調べたことをノートにまとめるという行為は、どの教科でも行っている学習の基本です。ただ、情報を整理して書き込むことが苦手な生徒もいて、後でノートをふり返って見ても何を書いたのか、よくわからないことがあります。しかし、ClassPad.netのデジタルノート機能を使えば、それが簡単にきれいに仕上がります。
デジタルノート機能には「ふせん」という仕組みがあり、ふせんに自由に書き込み、デジタルノートに貼り付けできます。書き込みはキーボードだけでなく、タッチペンでの手書きも可能。オンライン辞書で調べたことや参考となる画像を貼り付けたり、さらにYouTubeなどの動画やGoogleマップを貼り付けたりすることもできます。ふせんは12種類、タッチペンは色や太さが数種類用意されており、工夫次第で自分だけのカラフルなオリジナルノートを作ることができます。
もちろん項目の削除や追加も自由自在で、いつでもアップデートできます。
どの情報を使っていかにまとめていくか。この作業ではICTスキルの向上や、情報の取捨選択と整理、工夫する力が身につきます。授業で生徒のデジタルノートを電子黒板に写して、お互いに参考にし、まとめる力を伸ばしていくことも有効的です。
こちらのページでは、現役の東大生が考える、デジタルノートを活用したまとめ方をご紹介しています。ぜひ参考にして下さい。
現役東大生が考える“デジタルノート機能”の活用法
⑤日本人が苦手な、英語のスピーキングを克服!
英語教育で、今盛んに言われているのがリーディング、ライティング、リスニング、スピーキングの「4技能」。日本人は特にリスニングとスピーキングが不得意と言われています。
ClassPad.netのオンライン辞書機能では、ネイティブ発音を確認でき、意味を調べると同時にリスニング能力を鍛えることができます。CNNのリスニング教材も格納されているので、生きた英語を聞いて学ぶことができるのも魅力です。
そして2022年の3月には、新しくスピーキング機能が加わりました。音声の録音と音声ファイルの保存ができ、スピーキングの練習が可能になっています。たとえば辞書機能でネイティブの発音を聞いた後に発話してみたり、生徒に発音やスピーキングの課題を出し、コメントを添えて返信したりすることもできます。
もちろん英語だけでなく、音楽でも有用だと思います。歌や楽器を録音して提出させたり、履歴を残しておけば、どれくらい上達しているのか確かめたりすることもできます。
⑥板書をICTに任せて、授業時間を有効活用!
従来の授業では、先生が板書した内容を生徒がノートに写していましたが、ICT教育では、授業風景が変わりつつあります。端末機を使って事前に作成したPDFファイルを電子黒板に表示したり、生徒の端末に配布したりする先生も増えてきました。
ノートに書き写すことで精一杯になり授業の内容を理解していなかったり、考える余裕が無かったりする生徒もいますが、ClassPad.netを使えば、配布されたファイルをそのままデジタルノートとして、生徒が自在に書き込みをすることができます。さらにふせん機能を活用して複数のふせんをスライドショー形式で提示したり、補足資料を生徒に一斉送信したりするなど、板書に留まらない使い方の可能性が広がります。
⑦生徒が参加しやすい授業に!
今教育の主流となっているのが、生徒が主体となるアクティブラーニングです。先生と生徒、あるいは生徒同士がやりとりをする双方向型の授業がトレンドとなっています。その時に活躍するのがClassPad.netの授業支援機能。限られた授業の中では一部の生徒しか発言できませんが、クラス全員に課題を出したり、意見を求めたりして得た回答を集約し、多数を占める回答や際だった意見を取り上げ展開するなど、クラスのみんなが参加する授業ができます。
また、大勢の前で発言することができない内気な生徒の意見は見逃されがちですが、この機能を使って集約すれば、そんな生徒の意見も取りこぼすことがありません。
⑧丸暗記になりがちな数学の公式/定理を視覚で理解!
数学は得意と不得意が分かれる教科です。なぜ不得意になるのかというと、抽象的な概念を理解できずに苦手意識を持ってしまうようです。
ClassPad.netには、カシオの電卓開発ノウハウを詰め込んだ高精度な数学ツール「ClassPad Math」が搭載されています。グラフや図形を動かしながら関数を理解することができ、小学校で学ぶレベルから高校における高難度のレベルまで対応しています。
図形を動かしたり、変数を変えるとグラフがどう変化したりするのか、視覚で確認することで理解が容易になるため、数学への苦手意識の払拭に繋がります。
さらに、ClassPad.net上に搭載されているEX-word機能から公式集を確認することもできます。
また、数学の図形やグラフは、黒板に書いていると時間がかかっていましたが、簡単な操作で計算や図形が描けるので板書の手間を軽減することができます。
⑨データサイエンスの活用、探究活動にも!
ICT社会になり、データサイエンスが重要な学びになってきました。大学はもちろん、高校で取り入れている学校もあります。ClassPad.netの数学ツール「ClassPad Math」では、数値を入力することで統計データを簡単に作成することができます。理科の実験結果をまとめたり、「地形による気温の変化を分析する」というような探究活動にも活用できます。
⑩配付物の管理や、小テストが容易に!
プリントは印刷、配布、回収と意外と手間と時間がかかるものです。それをClassPad.netで一気に行うことができます。配布した文書に目を通したかどうかも、閲覧記録で確認することが可能です。
理解を定着させるため、朝の時間を使って小テストを行う学校も多いと思いますが、その際にも、ClassPad.netで問題を出し、端末上で回答させることができます。テストの点数を記録しておけば、生徒の履歴を見て理解度の進捗状況を把握したり、弱点を探ったりすることができます。またクラス全体の理解度が低い場合は、改めて丁寧な説明をするなど、より生徒に寄り添った授業進行も可能になります。
まとめ
本コラムをお読みの方のなかにはICT教育が苦手な先生もいらっしゃると思います。ICTが普及するためには、誰でも使える、総合的で汎用性の高いアプリケーションが必要です。複雑なものだと、確認したり考えたりする必要がありますが、ClassPad.netならば紙と同感覚の延長上で使えますので、苦手意識のある先生にも、感覚的にお使いいただけます。もちろん、その先には限りない可能生が広がっています。少し使い慣れたら、先生の創造力でいろいろな可能性を試していただければと思います。
次回コラムでは、今回ご紹介した「10のコト」を効果的に取り入れた具体的な授業例とそのポイントをご紹介したいと思います。
■著者・監修者
柿崎 明子
教育ライター。長期にわたり教育現場を取材。朝日新聞出版の週刊誌「AERA」、朝日新聞の教育サイト「EDUA」、東洋経済新報社の「週刊東洋経済」などに教育記事を多数執筆。
全国の中学校・高等学校で導入されている
ICT教育をサポートする、カシオの「ClassPad.net」
「ClassPad.net」とは、カシオが電子辞書や関数電卓で
長年培ってきたノウハウをいかし、
開発されたICT学習アプリです。
【主な特徴】
2.自由度の高いデジタルノート機能
辞書の検索結果や例文、Webページ・YouTube・Google マップのリンクなどを自由に貼り付けられるデジタルノート。調べてまとめることで思考力が身につきます。
画面は全て開発段階のため、最終仕様と異なる可能性がございます。